使用済みの切手の価値

消印の種類や押されている状態が価値を決める

使用済み切手は、切手コレクターにとっての重要アイテムです。一般的な切手収集では、記念切手の未使用品を集める場合が多いでしょうが、専門的な収集になってくると、通常切手を主な対象にして、消印の鮮明な使用済みにも関心を寄せることになります。
消印は、切手の中央に押されていて(満月印という)、消印の文字が鮮明に読み取れ(局名や年月日など)、消印の種類が稀少なものであるほど、高く評価されます。未使用よりも高く評価される場合もあるほどです。これは、切手よりも消印に興味を持つコレクターがいるからで、消印について研究した専門書も発行されているほどです。記念切手でも、満月印で文字鮮明であれば、プレミアムが付きます。戦前戦中の日本の切手なら、樺太や千島や台湾や朝鮮などの地名(局名)の消印もあり、内地のものよりもプレミアムが付きます。

古封筒から切手を剥がしてはいけない

郵便に使用された古封筒で、切手が貼られていて消印が押されているものは、エンタイアと呼ばれて珍重されます。古封筒から使用済み切手を無闇に剥がしては、いけないのです。ただし、新しくて、ありふれたものであれば、プレミアムは付きません。
エンタイア(古封筒)で価値の高いものとしては、特殊扱いの郵便物が挙げられます。書留や速達に代表される特殊扱い便は、特殊であるほど高評価です。鉄道郵便や船内郵便、あるいは国際郵便や軍事郵便、これら特殊な郵便物も、プレミアムが付きます。1枚の切手が貼られただけのものより、複数枚の切手が貼られたものは、見た目が賑やかで好まれる傾向もあります。エンタイアは、千差万別のバリエーションがあり、同じものがないため、コレクションの独自性を発揮できますので、大いに好まれています。

 

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